先延ばしのデメリットとすぐに行動するための方法



やらなきゃいけないけどついつい先延ばししてしまう。
そして、締切間近に焦ってしまう。

ほとんどの人がこのような経験があると思います。

「先延ばしする人は早死ににする」というメンタリストダイゴさんのインパクトのあるタイトルの本を読んでみました。

タイトルにもある通り、先延ばしは健康面はもちろん、集中力を奪うなど大きなデメリットがあります。

そこで、この記事では、なぜ人間は先延ばしをしてしまうのか、先延ばしのデメリットは何か、そして最後に先延ばしを回避するための解決方法をいくつか紹介していきます。

先延ばしはなぜ起こるのか

先延ばしする人は早死にする! 「あとで」を「すぐやる」に変える心理学」では、先延ばしについての実験が紹介されています。

カナダのカルガリー大学が40年に渡ってアンケートを分析し、先延ばしについて調査しました。

その結果、実に95%の人が先延ばしをしているということが分かりました。

なぜ人間は先延ばしをするのか。
その答えは、脳はそうなっていからです。

昔は目の前の誘惑に従う方がよかった

現代ではやらないといけないことがあるのに、目の前の誘惑に負けてしまうことはよくありません。

ただ、昔は目の前の誘惑に対してすぐに飛びかかった方が賢かったんです。

例えば、現代のように、冷蔵庫がない時代は、肉や魚が手に入ったら、すぐ食べないといけませんでした。
「先にしないといけないことがあるから」と食べるのを後回しにしていたら、肉や魚が腐ったり、他の人に奪われるリスクがありました。

他にも、「いいな」と思える人が目の前に現れたとき、ネットがない時代はすぐに話しかけないといけませんでした。
そのときに声をかけないと、一生出会えない可能性もあったからです。

このように、後先考えずに、目の前の誘惑を優先することがよかった名残で、脳は先延ばしするようになっています。

人間は目の前の作業を大きく見積もる

人間はやらないといけないことに対して、実際より難しく考えます。

簡単なことでも、その何倍も大変だと脳が思い込むことで、ハードルが上がり、手を付けられなくなるのです。

これも人間の脳の構造で、脳は最悪のパターンを予想して行動する方がよかったからです。

たとえば、昔は初めて見たジャングルの中に、何も考えずに入っていくことはとても危険でした。
ライオンや他の部族がいるかもしれません。
つまり、リスクを考えずに動くと、死んでしまう可能性もあったのです。

だから、あらゆる可能性を考えて周到に準備したり、ジャングルに入ることをやめていました。
人間はそうやって悪いことを想定して行動しないとと生きていけなかったのです。

でも、昔はよかった「先延ばし」は、現代では先延ばしはデメリットの方が大きいです。
次から先延ばしによるデメリットを解説した上で、いくつかの解決方法を紹介します。

先延ばしのデメリット

マルチタスクになり集中力を奪う

まず先延ばしのデメリットの1つに集中力を奪うことがあります。

人間は「先延ばししていること」があると、脳はずっとそのことを覚えています。
つまり、知らないうちに脳のワーキングメモリーを消費しているということです。

そのため、なにか作業していても、そのことを脳はずっと考えているので、集中力をフルに使えない状態になっています。

つまり、自然とマルチタスクをしている状態になってしまうのです。

ツァイガルニック効果によりモヤモヤが残る

さらに先延ばしすることによって「ツァイガルニック効果」も影響してきます。
これは、「人間は中断していることや達成できなかったことをより記憶する」というものです。

つまり、人間は終わったものに対してはスッキリして、きれいさっぱり忘れるのに対し、終わっていないものに対してはモヤモヤして、記憶により残ってしまうというものです。

ツァイガルニック効果を上手く使っているのが、連続ドラマですね。
続きが気になる場面で終わらせて、視聴者の記憶に「続きが気になる」という気持ちを残し、次のエピソードに引き込む。

逆に映画は2時間ぐらいで完結するので、意外と記憶に残ってないですよね。

他にも、上手く行った経験より失敗した経験の方を覚えています。
両想いよりも片思いで終わった恋愛の方が記憶に残りやすいです。

先延ばしすることによって、脳の片隅でずっとモヤモヤが残ってしまいます。

ストレスが貯まる

やり残しをすることで、体に悪影響があります。

「やらないといけない」と思っているけど、やらないことで脳はストレスを感じます。

すると、体内ではストレスを抑えるコルチゾールが分泌され、一時的にストレスは抑えられます。

ただ、「また先延ばしする→コルチゾールが分泌→ストレス緩和」というサイクルが長期的に続くと体に悪盈虚を及ぼします。

長期的にストレスがかかるとコルチゾールが分泌され続け、効かなくなってきます。

そして、ストレスは体のいたるところに悪影響を及ぼし、病気の引き金となってしまいます。

先延ばししやすい人

先延ばしはほとんどの人がしてしまいますが、特に先延ばししやすい人というのが存在します。

自分に当てはまっているかチェックしてみてください。

完璧主義の人

完璧主義の人は先延ばしをしてしまいがちです。

完璧主義の人は作業を完璧にこなしたいので、100点を常に目指します。

そのため、100点以下は失敗と捉え、失敗するのが怖いという心理から先延ばししてしまいます。

絶対に失敗しない方法は「挑戦しない」ことですからね。

他にも、いろいろな理由をつけて先延ばししようとします。
これを「セルフ・ハンディキャップ」といいます。

テストの日に「全然勉強できてない」と言い訳するのもこれです。

そうやっていろいろ理由を付けて、手をつけないのです。

自己批判する人

先延ばししてしまった自分に対して批判が強い人ほど先延ばししてしまいます。

逆に「自分はできる」と思っている人、つまり自己効力感が高い人は先延ばししにくいです。

何かと自分に自信がない人は先延ばししがちです。

先延ばしの改善法

作業を細かく分ける

「やるべきこと」に手を付けられないのは、やるべきことを実際よりも難しく考えているからです。

これを解決するためには、やるべきことはそんなに難しいことではないと脳に思わせることです。

そのために、やるべきことを細分化することで、やるハードルを下げることできます。

1つの作業が曖昧だと、脳は難しそうに思ってしまいますが、細かい作業に分けることで一つずつの作業が簡単になり、手を付けやすくなります。

やる時間を具体的に決める

「いつかやろう」と思っていても人はなかなか手をつけません。

それを回避するために、いつやるかを決めましょう。
「来週」というような曖昧なものではなく、「何月何日の何時から」というような具体的な日時を設定しましょう。

締切を作る

夏休みの最後になって、一気に宿題を終わらせる。
このように、人は締切があると、その締切に間に合わせようと頑張ります。

これを「締切効果」といいます。
この締切効果を上手く使うことによって、たとえ緊急性がないものでも「いつまでに終わらす」と決めておくことで、脳はその締切に間に合わせようと作業に取り組むことができます。

自分より他人に設定された方が効果的だという実験結果もあるので、できれば他人に締め切りを決めてもらいましょう。

締切を作るまえに、5分で終わることは先にやるようにしましょう。

作業には制限時間をつけよう!時間がないと思えば脳は動く!

2018年1月23日

一度手を付けたら済ます

途中で終わってしまうと、ずっと気になってしまい、ワーキングメモリーを消費します。
なので、とにかく終わらせましょう。

ポイントなのは、完璧主義ではなく「完了主義」になることです。
つまり、完璧ではなく、完成を目指す。

一度作業を始めたら、とりあえず完成してみましょう。

Facebookのザッカーバーグの「「Done is better than perfect(完璧を目指すより、まず終わらせろ)」という言葉もあります。

やらないことを捨てる

「やらないといけない」と思っていることのほとんどは、実はやらなくていいことです。

先延ばしするぐらいだから、緊急性がないのですね。

「やらない」と決めることで、「やらないといけないこと」に全力で集中することができるようになります。

if thenルール

脳は行動するより決断するときの方が負荷が大きいです。

その負荷を軽減するためには、習慣化するのが1番です。

「これをしたら○○する」と決めておくことで、決断することを回避することができます。

先延ばししてもいいこと

先延ばしのデメリットや解決方法を紹介してきましたが、全てが全て先延ばしすべきでないということではありません。

まずは、クリエイティブなことです。
すぐに答えを出さずに、先延ばしすることによって、他のことをしていることでも脳がそのことについて、ずっと考えてくれて、いいアイデアが出る可能性があります。

他にも大切な決断をするときは、先延ばしをしたほうがいいです。
すぐに決断せずに、時間をかけて考えることでメリットやデメリットを冷静に考えることができるようになり、良い決断ができるからです。

まとめ:先延ばしを止めて、人生を豊かに

人はなぜ先延ばししてしまうのか、何が問題なのか、そして先延ばしを回避するための方法をいくつか紹介しました。

基本的に先延ばしすることはデメリットが多いので、「すぐに」やるようにしましょう。

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